青少年音楽コンクール 〜努力賞Kくん(小4)〜
お引っ越しで当教室にやってきたKくん(小4)
出会って最初にKくんから出た言葉が
「コンクールに出てみたい…」
でした。
譜読みが早くて
どんな曲でも
サ〜ッ🍃
と風が一瞬で通り過ぎたみたいに弾くKくん。
課題曲は弾けるので
コンクールに出ることは可能です🙆🏻♀️
しかしながら
受賞するためには
この風みたいな音に
音色と深みと拍感と輪郭を加えなければ。
さて、どうしよう
と一瞬悩む私。
コンクールっていうものは
生徒さんも保護者様も先生も
そこそこエネルギーを消費します。
生徒さんにどれだけの根性があるか
どれだけ練習習慣があるか
ご家族様のサポート力はどのくらいか
それがイマイチわからない状態で臨むのはちょっと怖い。
それに
出会ったばかりの先生にKくんがどのくらいついて来れるのか。
まだ出会って間もないKくんが
どれだけ信頼してくれるか、です。
どんな先生なのか
どんな生徒さんなのか
どんな保護者様なのか
お互いあまり分かっていない状態で
コンクールという荒波を共に乗り越えられるか⁉️
出てみたいと言われたからって出して
もし結果が出なかったらと思うと…
怖すぎるー😱💦
一瞬迷いましたよ。
一瞬迷いましたけど
次の瞬間出た言葉は
「よし❗️出よう。出るからには賞を狙うよ」
でした。
「コンクールに出たい…」
と言ったKくんの声は小さかったし
語尾も消えかかっていたけれど
あ〜、本当に出たいんだな
と感じたからです。
単純に「この子の願いを叶えよう!」と思いました。
Kくんには頭の良さと秘めた根性を感じたし
ご家族様の「やらせてあげたい」という思いも伝わりました。
受賞まで漕ぎ着けるか挑戦してみよう!
という気にもなりました。
とはいえコンクール初出場。
もともと上手だったKくんですが
受賞者レベルにはなかなか届きません。
コンクールに出ることは
通常レッスンとは全く違いますから。
ノーミスで弾けるというだけでは
賞は難しい。
みんなと同じくらい頑張っていても仕方ないよ〜。
距離を縮めたかったらみんなの何倍も弾かないと〜。
演奏技術云々よりも
まずはコンクールに取り組むとはどういうことか⁈
叩き込んだ翌週のKくんの楽譜がこちら↓↓
3/27 (日)355回🙌
一曲弾くのに1分かかるとして
355分。
つまり5時間です。
やっぱりKくん、根性ありました❗️👏👏👏👏👏
音が全く変わって
前を走っているみんなの背中が見えてきた瞬間でした🙌
最終レッスンを迎える頃は
コンクール受賞者達になんとかしがみつくところまで漕ぎ着けて
いざ本番🎹
音も明るく響いていたし
すごく弾き込んできたな!というのは伝わる演奏👍
なんとか賞に引っ掛かって〜🙏💦💦💦
と神頼みしていると
努力賞✨
青少年音楽コンクール 福島予選
リトルピアニストCコース(参加50名)
優秀賞 4名(いなかの踊り2名 出口のない森2名)
奨励賞 8名(いなかの踊り4名 やさしい花3名 出口のない森1名←Aちゃん)
努力賞 9名(ミュゼット1名←Kくん いなかの踊り5名 やさしい花2名 最初の悲しみ1名)
上出来、上出来✨Kくんおめでとう㊗️🎉と満足する私の横で
「悔しい…」と浮かない表情のKくん。
本番で一ヶ所だけミスあり。
きっとそれが悔しいのかな。
たしかにミスがなかったら奨励賞の可能性もなくはない。
とても良い演奏でした👏
全身から漂う「初めてコンクールに出たよ」という雰囲気も
とてもかわいかったです🥰
この素人感はだんだんなくなってしまうだろうから
私の記憶にしっかりと刻んでおきます。
そして今回わかったこと。
頑張れるKくん
見込みあり👍✨
次はドーンと一位🥇を狙っちゃおうか!
コンクール受賞者の新メンバー、Kくんの成長を
どうぞお楽しみに😊
星ゆりこピアノ教室
☎️024-947-8305
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