イメージを膨らませて

Nちゃん(小1)がレッスン中の「つきのひかり」という曲🎹

月の光って、なんとなく幻想的で優しい光で
見ていると穏やかな気持ちになりますよね😌

でもそう感じるのは私が40もとっくに過ぎた大人だからであって

まだ6才の小1女子にそう感じさせるのは至難の技

当然の如く、ギンギンギラギラ太陽にも負けない雰囲気で、ジャンジャン弾く。

いくらスラスラ弾いてもノーミスでも、この曲を「つきのひかり」にするまで終わるわけにはいきません。

それにNちゃんはちゃんと伝えればちゃんと音が変わるセンスのいい子です。

そこで、Nちゃんにいろいろ質問してみました。

Nちゃんさぁ、月の光ってどんな感じ?

「えー?あんまり見たことない」

じゃあお月様って太陽みたいに眩しい?

「まぶしくはないね😄」

太陽の光が出てるときみたいに『元気に遊ぶぞー!!」みたいな気持ちになる?

「ならない、ならない、暗いから😄」

だよね。先生は1日の疲れを、Nちゃんの「つきのひかり」で癒されたい❤️

「あははー」

さっきは「つきのひかり」じゃなくて「たいようのひかり」って曲なのかと思ったよ。

「題名ちがーう!!」

「つきのひかり」って曲はどんな感じかなぁ?

暗い夜
空に浮かぶお月様
みんながゆっくり過ごす時間

Nちゃんなりに想像して
あっというまに音色が変わる🌛

さらに柔らかい音色にするために

手首や腕や指先の使い方
拍子の感じ方
フレーズの捉え方に加え

お家に帰ったらこの曲のイメージを絵にしてごらん

と伝えました。

ピアノも弾かずに絵を描いていたら、「お絵かきしてるなら一回でも多く練習したほうがいい」と思うかもしれませんが

音のイメージを持たずにたとえ100回弾いたとしても、全然意味がない。

ピアノの演奏で一番大切なことは「聴くこと」ですから

今自分がどんな音を出しているのか
指や体の使い方を変えたら音がどう変わるのか
どこに力を入れてどこの力を抜いたらいい音が出るのか

常に考えて

常に聴く


ピアノは弾き方だけでなく
弾く人の体格や
指の長さ
指の太さなどでも
音色が全く変わってきます

打鍵の角度や打鍵のスピードでも音がどんどん変わる。

曲のイメージを持つことは音色を聴くことにつながるので本当に大切です。

さて、つぎのレッスンでNちゃんが描いてきた絵がこちら💁🏻‍♀️
「つきのひかり」
「川よ小さな川よ」

曲のイメージをしっかり持って
手首の使い方や指の動かし方を工夫し
スラーの弾き方や二拍子の感じ方も完全に直してきたNちゃんは

この日二曲とも丸にすることができました💮

じつはNちゃん

年長のときにコンクール小2以下の部で上から2番目の賞を受賞した経験がある実力者。

今はコロナウィルスの関係でコンクールが全て中止になっているので

今が基礎力を養うチャンスとして

指関節の強化
手首や腕の脱力
フレーズの捉え方、感じ方

を徹底してやっています💪

コンクールに出ていると
難しい曲をやりながらテクニックを身につけているから無駄がないと思われがちですが
じつはテクニックのなさを力でカバーして余計な力が入り
逆にテクニックの上達を妨げることもあります。

グレードテストやコンクールをどんどん進めたり、難しい曲に挑戦することはもちろん悪いことではありません。

でもせっかくコンクールがないこの機会にバイエルやハノンやツェルニーをしっかりやって
基礎を固めましょう😊

Nちゃんも今のテクニックレベルに合った曲を毎回5、6曲は仕上げています。

難しい曲を一曲集中ではなく
今の譜読み力とテクニック力に合った曲をどんどん仕上げるレッスンです🎹

体の使い方を変えることでイメージに合った音色を表現できるようになったNちゃん。

コンクールが再開されたときにどのくらい上達しているのか

今からとても楽しみです🎶

星ゆりこピアノ教室
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